
先日、apple社から発表された、iphone5が大きな話題を呼んでいます。今回発表された、iphon5の特徴の中で、高速通信データサービス「LTE」というものがあります。LTEの特徴は、速度が現在のモバイル通信の約2〜3倍と、格段に早くなるというものです。一体、どのような仕組みなのでしょうか?ごく簡単にまとめてみました。
例えば「A」というデータを受信する時、送信側で「A」が分割され、1つの道路(電波)で送られてきます。1つの電波なので、データ量が多いと速度が遅くなることもありました。また、利用者が多いと道路(電波)が混雑して、速度が遅くなることもありました。車で例えるなら、平日の1車線はスムーズに走るのに、週末は利用者が多くて1車線だと渋滞するイメージに似ています。これが、今までの3Gと呼ばれるものです。
一方、LTEの場合、送信側は2つアンテナで送信します。受信する端末も2つのアンテナを利用します。 道路で例えるなら、1車線から2車線になったイメージです。例えば「B」というデータを受信する時、送信側で「B」が半分に分割されます。 半分になったデータをさらに分割して、2つの道路(電波)を利用して送られてきます。データを受け取る受信側も、2つのアンテナで受信します。2つの電波なので、データ量が多くてもスムーズになります。、LTEはこのようなしくみの通信規格なのです。
今回は誰にでも分かるようとても簡単に説明しました。携帯電話選びのときなどに、難しい単語ばかりが並んでいてよく分からない。と腰が引けてしまう方も多いと思います。少しでもしくみを理解すれば、また違った見え方や選び方ができるかもしれません。是非参考にしてみてください。